いや~、寒い!本日は午前中に雪もちらつく寒さ。幸いにも今尾電機周辺は昼までには晴れ、つもらず。
強風に乗って雪が吹きすさぶ光景を見ると、どうしても北海道でのスタンドバイトを思い出します。信じられないくらい寒かったなぁ・・・
お車はキャンピングカー、アレン。
この頃はオリジナリティあふれるキャンピングカーがたっくさんですが、一昔前まではキャンピングカーはじめの一歩というと、この車を想起していた自分がいます。
手ごろなサイズ、価格、飾りすぎない内装とか、いい塩梅ですよね。
旧インバーター。車両標準とのことですが、疑似正弦波インバーターです。
疑似正弦波とはなんぞや、詳細は省きますが、不安定な電源です。
不安定ゆえ、PCなどの精密機械には使えないそうです。どういう風に使えないのか、実験したい気持ちでいっぱいですが、故障したら怖いですしね・・・
交換部品はこちら。
大自工業(メルテック)のMPS-1800です。
インバーターも星の数ほどありますが、今尾電機が重視するのは、電話ができて、きちんとした対応をしてくれるかどうか。
事前に集めた品質評価や、長い保証期間よりも、実際の対応を評価するのが重要です。
某ネット業者のように、保証期間だけやたらに長いわりには、連絡がつかないことが多くて多くて。
以前のインバーター配線を交換。
良いインバーターなんですが、大きいのが△。
電力効率、排熱を考えれば大きくなっても仕方ないのですが。
お次はいよいよ、ソーラーパネルでございます。
メーカーはOFFGRID様。商品選考基準は同じ。
電話が通じて、しっかり質問ができるかどうか。
今尾電機の商品選考基準は、どこかでまとめないといけませんね。
さて、ソーラーパネルですが車種ごとに載せられる容量があります。
ルーフの広さによって変わるというわけですね。
ここは無理のない300wくr
最大限の容量を載せてほしいです。
ですよね。
事前に寸法は確認しておりましたが、念のため実際に車両調査。
ソーラーの場合、取付金具の取り付け方でも随分変わります。
取り付けられるはずのものが、取付けられないこともありますし、取付けられないはずのものが取り付けられこともあります。
ちょうどルーフベントの後ろに一枚。
これで、サイズが確定。
115Wのハードソーラー。三枚載せられそうだな。理論上は。理論上は・・・
とりあえず配線を室内に引き込みます。
配線も大変ですが、それ以上に天井が大変です。
寸法を測って、だいたいの目算を建てても、こればかりは作業してみないとわかりません。
ルーフの強度、金具の形状、ほんの少しのR、不安要素は山ほど。
この前の一枚が鬼門。強度も大切だしな・・・・・
何も考えずにビスをうち、固定すると塗装割れなどの可能性もあります。
慎重にいかないと。
配線もそのまま使うと、色んな所で配線が見える。
よって、配線は接続方法を変えて・・・・
完成。
接続方法を変えたおかげで配線の露出は最小限に抑えられました。
細かいけど、取付金具も車体同色に塗装してるんだよね。錆防止もかねて。見栄えもいいでしょう。
あとは配線をまとめて、室内に引き込みます。
作業完了です。
曇り空ではありますが、115W三枚、合計345Wの発電効率は充分すぎるほど。
なお、今回のソーラーケーブル。
お客様が状況に応じてポータブルバッテリーに接続できるように、ソーラーケーブルの接続部を手元に出しておきました。
この部分を差し替えてポータブルバッテリーに繋げば、ポータブルバッテリーをソーラーで充電できます。
ポータブルバッテリーの大部分は、ソーラーコントローラーを内蔵しておりますので、これだけで充電が可能。
なお、大事な点としてポータブルバッテリーの許容入力電力は必ず確認しましょう。
許容量を超えた電力を入力すると・・・どうなるんでしょうね。もちろん実験はできませんし、しませんが。とりあえず壊れる可能性が高そうです。
ポータブルバッテリーのメーカーによってはセーフ機能で充電をやめる物もあると思います。
ソーラーパネル取付作業は、今尾電機の中でも群を抜いて難しい作業の一つです。
取付強度もありますが、寸法の確認、電力の確認(W数のばらつきはNG)、配線の引き回し、どれも検討事項が多く、その分不安要素も多い。
しかし、その作業のむずかしさの分、綺麗に取り付けられた時の喜びも、乙なもの。
ご依頼、ありがとうございました!