皆様お世話になっております。今日はハッキリと涼しい。
いや、朝はもう。寒い。
とすら感じましたね。寒くなってくると増えるのが、バッテリー上がり。
珍しくコマーシャルな言い回しですが、本当に増えるので。
なお、今回のブログは気温に関連したバッテリー上がりではありません。
特段暑くも寒くもない普通の時期でしたが。
何故かバッテリーが上がって、エンジンがかからなくなる。
いざ、乗ろうと思うとエンジンがかからないのが、怖くて。
やっぱり走行充電器の不良とかでしょうか
こちらの車、写真の通り架装済み軽キャンピングカー。
キャンピングカー故に、各種充電器はもちろん、インバーター、照明の類も盛りだくさんで。
バッテリー上がりに紐づけられる因子がたくさん。
しかし、いつも言っている通り、キャンピングカーといえど、車。
特に今回はメインバッテリーの放電にかかわる症状ですので、キャンピングカーとして疑うよりも
車として疑うほうが良いでしょう。
さて。バッテリーの上がる頻度からして、微弱~弱くらいの電流が流れているんじゃないかな。
ん?これは・・・
簡易ソーラーパネル。
バッテリー上がりが怖くて、一度上がってからつけてるらしいよ。
たぶん、原因はこれだね。シガー給電でしょ。
ソーラーパネルをシガーソケット、正しくはACCラインに接続してると、疑似的に通電してるからバッテリーが上がってしまうってわけ。
な、なるほど^^?
この推理ですが、経験だけで判断しているわけではなく。
バッテリー上がりと、もう一つの奇妙な症状を一緒に考えると理論的に成立します。
それは。
なぜかエンジンを消しても、ナビが起動したままになっているときがあるんです。
この症状を突き詰めていくと、見えてきます。
この症状は、ソーラーパネルが発電、ACCラインに給電することで
電機的に接続されてしまい、車両がACC状態になったままになるのが原因。
当然ACCラインにはナビのほかにも、様々な電装品の待機電流が流れており
バッテリーは容易に上がってしまうというわけです。
事実、ソーラーパネルを外した状態だと、ナビはいたって正常。
車の配線の知識、お客様の症状、それに経験を加えての推理となりました。
この推論をもとに、ソーラーパネルを常時電源ラインに接続して、修理完了です。
(つまり車両電装品とは関係ない場所に接続)
この段階では、まだ推論。長期預りで推論を証明するのも一手ですが。
時間もかかりすぎるので。
お客様に様子見をお願いして、お引渡しです。
ご依頼、ありがとうございました。
キャンピングカーって、すごくややこしく見えますが、細かい電装品が集合して、ベースの車に
のっかってるだけ。(それをややこしいとも言いますが)
あんまり、考え込むよりもシンプルに考えたほうが早い時が多い印象です。