コルドバンクスに持ち込みデジタルインナーミラーZDR-048を取付!後方のはしごを避けて視界を抜本的に改善したい

皆様お世話になっております。なにやら世間の流れがゆっくりに感じます。

GWに向け、みなさん休息しているというか・・・ありませんか、こういう感覚。

この流れに身を任せて、無事にGWを迎えたいものです!

目次

持込のデジタルインナーミラー

さぁて、今回はコルドバンクス。

それこそ5年位前は私の中のキャンピングカーといえば、こんな感じでした。

今はメーカー群雄割拠、百花繚乱のラインナップですね。

今回はこのカムロードベースのコルドバンクスにデジタルインナーミラーを取り付けます。

コムテック製のZDR-048お持ち込みです。

なぜデジタルインナーミラーが必要なのか。

パッケージの写真忘れたので、雰囲気で察してください。

アラウンドカメラはついているんだけど、後方の距離感がつかみにくくて。

後ろの梯子のせいなのか、アラウンドカメラも視認しづらい状況なんです。

そうなんです、アラウンドカメラは別名トップビュー、バードビューなどと言われる通り

あくまでも上から見下ろすカメラ

その性質上、どこに何があるのかはわかっても、どのあたりにあるのかはつかみづらい。

つまり、所在確認はできても、距離感は掴みにくいのです。

その弱点が特に後方で顕著に現れます。

フロントやサイドは運転席から見ても近いので、所在が分かるだけでも充分です。しかし、後方は遠い、かつそもそも視認すらできていないので距離感をつかむのは至難の業。

デジタルインナーミラーの性能を引き出す取り付け場所

取り付ける場所は、後方に一つだけある窓。

それ以外の場所は、梯子で視界不良になったり、視界が下になりすぎたりと検討段階で不可。

デジタルインナーミラーのベストな視界は、普通のミラーで見える角度。

こ、ここに取り付けるのか・・・

窓としての機能も損なわず、視界も最大限良好に。

窓は可動式網戸もあるしシェードもある。配線もどうやってここに持ってくるのか・・・

あくまで条件は、そこに取付けること。視界を確認したら、どれだけベストな位置かがわかるはず!

実際に確認している画像

梯子も視界に入ってないし、確かに後方視界としてはベスト。やるしかないか

キャンピングカーですから、当然架装済み。

フロントから車両最後方までは家具もありますし。大変なのは承知の上。

がんばれ。

作業開始。

作業のほとんどは配線通し、配線隠し。

取り付けた後に配線が一切見えないことが唯一、成功。

少しでも見えるのなら、今尾電機としてはお客さまに謝罪する必要があります。

道のりは遠い・・・

足りない配線の長さ。

なんとかフロントまで配線を引っ張ってきたけど、長さが足りない。

問い合わせ段階ですでに購入済みだったZDR-048。

持ち込み予定のデジタルインナーミラーはZDR-048です。使えますか?

リアカメラケーブルは9mか、長さが足りるかが心配・・・

と考えても、お客様はすでに購入されておりますので、何とかするしかありません。

コムテックからはZDR-048用の延長ケーブルは出ておらず、手作業で延長

延長方法は、とにかくアナログ。

配線を切り、ハンダでつないでみます。

この写真では仮ハンダ状態。

もしももしも、映像が映らなければ、再度配線を引っ張りなおすしかありません。

映った!配線延長成功!

よし。次。

どうやらドキドキしていたのは私だけだったようです。

トラックなどに取付ける場合、配線延長などは当たり前なので、なんてことはないそうで(´・ω・`)

完成

完成です。

ホンマに配線が全く見えない・・・

さすがに口あんぐり。リアドラレコに入っていくコネクターしか露出していません

すべての条件をクリア

網戸、OK

シェード、OK

お見事・・・!

ワザマエ

実際の視界を確認しましょう。

アラウンドカメラとデジタルインナーミラー、どちらがベストか。

本来ZDR-048は、ミラーに括り付けるタイプですが、前述のアラウンドカメラがミラー交換タイプ

だったこともあり、ダッシュボードに取り付けるミラーステーを追加で持ち込みいただきました。

それではまず、アラウンドカメラでバック時の映像を確認しましょう。

アラウンドカメラのすぐ下に梯子があるため、お世辞にも視認性が良いとは言えませんね。

遠いのか近いのか、そもそも歪んでいる?

この写真だけ見ると、梯子がとんでもなく露出しているように見えます。

もちろん、そんな訳ありませんが。

それではデジタルインナーミラーを確認してみましょう。

はい、よく見えますね。

先ほどのアラウンドカメラの画像では、かなり遠くに見えた車両、ゴミ箱などは

実際にはかなり近いことが分かります。

正直アラウンドカメラの後方視界はまるで役に立っていないのが、わかるはず。

ちなみにデジタルインナーミラーなしでの実際の視界はこんな感じ。

これで見える人はたぶん千里眼か何かを所有しているに違いありません。

瞳術遣い、もしくは天〇飯さんかな。ニュータ〇プかもしれません。

冗談はさておき、本当に綺麗に仕上がりましたので、気持ちがいい作業となりました。

今回色々とアラウンドカメラとデジタルインナーミラーの違いを述べてきましたが、どちらが良い、悪いではなく

ただ単純にそれぞれに特色があるという話です。

アラウンドカメラでデジタルインナーミラーの代用もできないし、デジタルインナーミラーでアラウンドカメラの代用もできない。

どっちも取り付けるのもベストですが、お客様によってその選択肢は変わると思ってくださいませ。

まずは、「何を見たいのか」「何が見えないのか」

そこからお話を聞かせてくださいね。

ご依頼、ありがとうございました!

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