どうも~、写真フォルダが気づけば重量級の作業ばかり。やっぱり長期お預り車両は写真を撮るチャンスが多くて、増えてしまいますね。
写真を撮ったときは達成感ありますが、あとでブログにまとめようとすると・・・(;^ω^)ムリスギ
ナッツ様のキャンピングカーをもっと便利に。
んま~、お客様の話を聞く限りはキャンピングカーというのは後ろのキャビンは豪華なんですが、車両装備はトラックそのもの。
そこで、一気に使いやすくしてやりましょうって。
そういうわけで、これ。取り付けてほしいんだよね。
- サイドカメラ
- プッシュスタート
- キーレス
- クルーズコントロール
- ホーン
- かっちょいいステアリング
字面だけで見ると、割とサクッといきそう。
車は新車のキャンピングカー!
まぁ、そうだよね。そんな簡単にはいきませんよね。
取付作業
まずはプッシュスタートから!
- ボタン押すだけでエンジン始動の近代化!
- いちいちカギを出して開け閉めしなくても、自動ロックアンロック
- ついでにアンサーバックまでついてくる。
- 鍵を一本車内に埋め込む必要あり
- もしも、もしも壊れたら・・・
いや~、この部品はですね。
あ、キー回してエンジンかけるキャンピングカーの場合には。
細かい話ですが、例えばこんな時に役に立つと思います。なお、すべて私の経験。
温泉に行くとき
いや、これ多い。温泉っていつもと違うカバンに、服やらなんやら詰め込みますので、とにかく鍵が行方不明になりがち。
車中泊後、前の晩に鍵を置いたのがどこだったのか。分からないとき。
一晩寝れば、あら不思議。鍵さん、いずこへ。車中泊の鉄則、「退去は速やかに」のルールがプレッシャー。
旅のための膨大な荷物の「どこに」鍵をしまったかが分からないとき
さぁ!出発や。あれ、鍵、どこ?カバンは全部でいくつあったっけ、ポケットの数は・・・
ワンちゃんにせよ、お子さんにせよ、荷物にせよ。カギを出してロックアンロックしてる暇なんてない、と思ったとき
旅は荷物が多い。お土産も含めて。だいたい両手が埋まってるものです。
つまり、適合していて、更には説明書もあるはずでした。
あれ?配線が実車と全然違う。
新車も新車、できたてホヤホヤですので、もう配線から違っています。
仕方ない、解析して取り付けていくか・・・
ずーっとこの体勢。この場所。
傍目で見ていても修行に見えてきてしまう。
閑話休題。スイッチどこに取り付けるか問題。
もしも、もしも、この部品を外すときも考えると。
後になっても加工跡が残らないところが良いな~
ここ、むりかな~
サイドカメラ取付
ちょ、なにしてんの。
サイドカメラの場所、決めないと。
- つるっとした見た目
- 色を塗装すれば、ホンマに純正風
- カメラ配線もカバーで覆えて綺麗
- 角度調整にコツがいる
サイドカメラ、どこに穴開けるか問題
探知ソナーでもあればいいんですが、そんな便利なものはないので。職人二人がかりで、位置を探ります。
室内からコンコン、外側からコンコン。
これだけでわかるそうです。すごくね?
いや~、たぶんここかな~
この木枠の中に穴を開けることができれば、綺麗に取り付けられるのでは。
私も確認。きっとこの辺り。
しかし、本当。まじで。これ、新車です。
キャンピングカーという絶対に替えの効かない車両。
ヒエッ…
裏の木枠の構造も含めても、美しくできるのかは、作業者のカン次第。
プレッシャーでどうにかなりそう。
がんばれカカ〇ット、おまえがナンバーワンだ。
サイドカメラ、見え方問題
まぁ穴あけは超大変ですが、見え方に問題があっては意味なし。
この位置のはしご、どうみえるか。
うんうん。いい感じ。
ちょっと後ろにずらしてみます。
この位置が一番の死角。
完全な位置関係という点では、難しいですが遠のきましたね。
あとは微調整で何とかなりそうです。
いよいよ、穴あけ。
キュイーン、ゴリゴリゴリゴリ。
結果は上々だったようです。
見守っている側からすると、あと少し感情表現があると嬉しい。
あとは配線を通してっと。
さて、カメラ取付においては、というか穴をあけた際は
シーリング材を丹念に、うす~く塗っていきます。
仕上がりを考えると、べたべたに塗るのはNG。
まぁ、そこはきれいにしたいよね。
勢いに乗って、右のカメラも取り付けていく作業員。
上手くいくとわかれば、勢い早い。
まだ穴をあけただけ、配線も通していないことを私たちは忘れていた。
ドルチェホーン、ド迫力
最近問い合わせすら少なくなったドルチェホーン。
どんな音か、簡単に言うと。
ンッッパァァァーーーーーン!!!
このホーンは純正より断然大きいので、ステーを作成して取り付ける必要あり。
バンパーが特殊形状なので、外さず取り付けたいですね。
カメラ配線処理、頑張りましょう。
カメラ用の穴、室内から見て目立つかな~・・・
後ろ側は、配線しまえたよ。
まじか、まったく見えない。
あとは配線を前に伸ばしてくれば完成じゃないですか!\(^o^)/
もちろん、そう簡単にはいかず。
なんだかんだ、一番時間がかかりましたとさ。
めでたし。
完成と点検
いや~、今回も長かったですね~。
長い検討、大きな緊張の後の完成は喜びもひとしお。
サイドカメラ外見。
ちょ、めっちゃええ感じ!!
おおお!!すごい綺麗!
さ~て、プッシュスタートボタンはどこかな~
あ、ステアリングも交換しました。
なお、ドルチェホーンの点検は工場の中だけで行いましょう。
とんでもない大音響ですので
スイッチ外見。
この埋め込まれている部分、蓋になっていまして。
ナイスアイデア。
よ~し、そしたらサイドカメラ。見え方どんな感じかな~
サイドカメラで見る位置関係
ポールを左後ろに置いてみます。
この場所だと、以下のような画面になります。
上の画面が車両標準のリアカメラ。
紫の矢印の部分ですね。
ではその左下の画面を見てみましょう。
ポール全てが見えているのがよくわかるはず。
この赤い矢印の先、白い壁のようなものが車両の端となります。
これですね、これが見えています。
つまり。
では、この位置ではどうか。
今度は紫の矢印の先、ポールがすべて見えています。
今度は赤い矢印のほうを見てみましょう。
白い壁に対して、ポールの足がどこにあるのかがよくわかります。
この画面で。
これでついに。作業完成。
今回の作業は本当。満足感高めです、お客様の思いも充分以上に実現できましたし。
取付後の配線処理も、満点かも!
それもすべては任せてくれたお客様のおかげ。ご依頼、ありがとうございました~