オシャレ。英語で言えば、Fashionable?キッチリとした日本語でいうなれば「お洒落」でしょうか。
普段日本語を英語で言うと、あか抜ける、なんて言ってますが。
日本語も正しく表現すれば、いや、表現を工夫すればお洒落に表現できるんでしょうね。
古い車にもプッシュスタートを!
お車はミラジーノでございます。
この車を見てミニのパクリというのは、粋ではないでしょう。オマージュです。いや、愛です。
後付プッシュスタートの詳細と魅力
コムエンタープライズ様の大定番商品、ソニックスタート。
このところ、1990~2000年代のクルマがブームになっていることもあるのでしょうか。
問い合わせ、取付ともに増加傾向。
今回はその定番商品の新型!
- ボタン押すだけでエンジン始動の近代化!
- いちいちカギを出して開け閉めしなくても、自動ロックアンロック
- ついでにアンサーバックまでついてくる。
- 鍵を一本車内に埋め込む必要あり
- もしも、もしも壊れたら・・・
このお車に限らず、スマホ対応プッシュスタートは二台目の取付。
前回は写真を撮れなかったので、ブログは初掲載だったと思います。
スマホのアプリでロックアンロックはもちろん、オートロック、エンジンスターターまで
できる仕様にアップグレードされた本商品。
普通のプッシュスタートが古い車を現代仕様に変更するコンセプトだったのに対して
スマホバージョンは、もはやテスラです。電気自動車レベル。
しかし、この最新の仕様にも弱点が・・・詳しくは最後に長々と記載します。。
実際の取付作業
取付作業自体は、従来のプッシュスタートと変わりません。
相変わらず、スタートスイッチの場所に困る・・・
奥行もそうですが、操作性も考えるとこの場所しかないです。
ミラジーノは室内が狭くて・・・見た目的には60・・70点くらいだけど仕方ない。
いつもなら、ここで作業終了です。
手間暇かける設定作業
息子のキッズオムライスに刺さってた棒は私のラッキーアイテムです。
嘘です。
この棒、プッシュスタート内に標準で付属しています。
設定の際、小さなボタンを押すために使用する大切な部品なんです。
これをつまようじみたいな安い部品ではなく、星形の棒を使うところが、なんというかおしゃれ。
完成と、この部品のむずかしさ
先ほどの棒を使用して、スマホとペアリング。
ロックアンロックの感知距離設定や、挙動の確認などを合計二台のスマホで行います。
私のスマホと、お客様のスマホです。
さて、これにて取付完了です。ご依頼ありがとうございました。
もしもスマホがなくなったら。
前提として、製造元であるCEP様は誠意のあるメーカー様であることを最初に記載します。以下の注意事項を踏まえても、CEP様だから、お勧めできる商品です。
さて。
この作業自体はたしか2月か3月だったと思います。この作業から二台ほど別のクルマにも施工したので
スマホ対応プッシュスタートの取り付けは現時点で合計四台ほど。
問題、懸念点を提起します。
スマホがカギになっているのなら。
スマホがない場合(充電が切れた場合)どうなるのか。
答えはどうにもならない、つまりエンジンをかけることは原則できません。
これだけでも不安になるお客様も多数いらっしゃると思いますが、それだけではありません。
このシステム、スマホと本体の接続はBluetoothです。
ブログ内でもたびたび注意喚起していますが、Bluetoothは電波。当社の中では信頼性の低いものです。
Bluetoothと一口に行っても、細かいVerがあります。
しかも、Bluetoothに限らず電波は、今や街中どこに行っても飛び交っているでしょう。
車の中もそれは同じ。
カーオーディオ、レーダー、ドラレコ、同乗者のスマホ、エンジン、配線・・・
あらゆる電波が問題になってしまう。
すべてノイズと言えます。
長々と言ってきましたが、要は接続に不安が残るということです。
お客様感覚で言えば、どんな時でも、自動で、つながって当然。
そうでなければエンジンがかからないわけですから。
先述の条件を考えれば、一度ならず接続ができないこともあるでしょう。
そうなると、エンジンはかかりません。
もちろんBluetoothを一度切ってペアリングして。そんな方法もありますが
どうしてもつながらない場合は、JAFしか方法はありません。
しかしCEP様はそのあたりをしっかり理解されており、断続的に仕様をアップグレードしております。
それでも確証を持って言えるのは。
ということです。技術のあるお客様であれば、その限りではありませんが。
ということで、商品レビューはこう変わります。
お客様、作業側、どちらも理解が大切。
- ボタン押すだけでエンジン始動の近代化!
- いちいちカギを出して開け閉めしなくても、自動ロックアンロック
- ついでにアンサーバックまでついてくる。
- なななんと、スマホのアプリで操作できる
- 鍵を一本車内に埋め込む必要あり
- スマホの充電を常に気にしなくてはならない
- 何らかの形で接続が切れる、不安定になった場合はどうすることもできない
良い部品でも悪い面もあります。
大切なのは、理解です。
取り付ける予定の部品、ちゃんと理解できていますか?
私もすべて理解しているわけではありませんが、
一緒に考えて、理解してから作業依頼していきましょう!