取付はHAPPY、修理は・・・UNHAPPY(´・ω・)

メルセデスS124、エアコン修理。ガスチャージで凌いできましたが、ついにこの日がやってきてしまいました。

いつも思うんですが、修理って結論望ましいものではないと思うんです。

できれば壊れないほうが良いわけですし、壊れるときはいつも突然。車だと高額なので

ダブルパンチでKO寸前。

今回のお客様もずっとガスチャージでしのいできましたが、ついに限界が。

お客様

ガスチャージで冷気を感じるのが2~3週間くらいです。

お客様

エアコン修理、本格的にお願いできますでしょうか。

そうですか・・・やはり症状が進行してしまったんですね。

きちゃったな~、この時が。

幸いにも旧車あるあるパーツエンドは回避できましたので、あとは交換作業。

ここでドイツ車あるあるをお伝えしましょう。

塗装も部品も強度は高いが、ネジや金具は普通にもろい。

今回は、エバポレーターからのガス漏れ反応

うそ、車S124?室内ガス漏れ・・・(´・ω・)ヤバイ

この年式になると、室内のダッシュボード含めプラスチックパーツはすっかり硬化しておいます。

つまり、脱着作業は困難の極み。

過去に取り付けた電装部品も非常に多く、難易度はさらに上がります。

ここまできました。

エバポレーターはエアコンユニットに入っています。

そのため、エアコンユニットの取り外しが必要です。

あら!エンジンルームまで貫通しておりますね。

つまりエバポレーターの脱着にはエンジンルームでの作業も必要なんですね~

いや~・・・

辛い。

エアコンユニット。

ちょっと。もう崩壊してますよ。

腐食して崩れているネジ、息を吹きかけただけで綻びるプラパーツ。

さすがのベンツも劣化までは防げないか。

エバポレーターでございます。

金輪際壊れないことを切に願わずにはいられない。

合掌

突然ですが、皆さんこんな言葉を知っていますでしょうか。

行きは良い良い帰りは恐い

昔の人はうまいこと言ったもんです。

分解するのは誰でもできます。最低なやり方ですが、壊しながら分解することだってできます。

でも戻さなくてはなりません。元通りに。この作業が大変なんです。

当然外した電装品もきれいに元通りにするのです。

綻びてしまった部品も修復しながら。途方もない。

ちなみに、私は修学旅行の時に先生が言う「来た時よりもきれいにしろよー」という言葉、ちゃんと

従ってませんでした。先生は正しい、26歳になった今。そう思います。

ついに完了しました。

最後にガスチャージ、ガス量調整など微調整を施工して、お引渡しです。

室内ガス漏れ反応がかなり大きかったので、もしかしたら次はエンジンルームかも。ブルッ

とにかくしばらく労わってあげてくださいませ。

ご依頼、ありがとうございました~

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