国産旧車の持病、それは部品供給の薄さです。
今回もまさにそれです。
日産のパイクカー、フィガロ。
某刑事ドラマやおしゃれな人が乗り回し、イギリスで尋常じゃない人気を誇る旧車です。
常、と言いますのは足回りや外装、エンジンなどは敏感に点検修理されることの多い旧車ですが
カーエアコンに関しては非常に曖昧な修理をされていることが多いです。
さて、今回もまっったくエアコンが効かないということでご入庫されましたが
状態は以下の通りです。
これはもう重症、本当の重症です。
参考写真、ものすごく腐食したコンデンサーです。
ここに辿り着くまでに一体何本のネジが折れたことか。。。
コンデンサー、レシーバー、エバポレーター、コンプレッサー、ホース、、、
仕方がないので、新たに製作、現品修理、オーバーホールを施します。
一ヶ月後
なんとかコンプレッサーの現物修理が完了しました。
作動もOK、組み込みます。
コンデンサーも製作完了、やはり時代に即したもので非常に重いですね。
上記全ての部品を交換したところ(まぁ他にも修理や調整など長かったですが、、、)
こういった電装部品などはなんとか製作修理できますが、、、
内装部品などはもう製作することはできないことを考えると
旧車に乗る私たちは、大切に維持しなくてはなりませんね。
一ヶ月間、長かったですが。また大切に乗ってあげてくださいね。
旧ガスも環境にはよくありませんし、新ガス対応に変えてあげたいですが、、
健康なエアコンじゃないと大気に放出するだけですからね、、、